43.新規で建設業許可を取ってはいけない会社(更新等は除く)

福岡市の建設業許可を主に扱っている行政書士 陽光事務所 行政書士高松です。

 

本日は、個人的な意見にはなりますが、こういう会社は建設業許可を取らない方が良いということを書きます。あくまでも新規の取得なので、更新の場合などは除外します。

 

まず初めに、なぜ建設業許可を取るのか?を考えてほしいのです。

 

これが、懇意にしている会社または地場の大きな会社から建設業許可を取ったら仕事を出せるよと言われ、メインは別の業務で建設業の仕事がそんなに多くないとか、経験がほとんど無いのに取ろうとしている会社は、建設業許可を取らない方が良いと言わざるを得ないでしょう。

 

理由は、建設業許可を取って行う工事というのは、500万円以上の工事を請負う仕事なのです。

500万円以上となるとお金を出す人からすれば安い金額ではありませんよね。だから、何かあったときには責任を取ることの意味で資本要件があります。

 

次に、経営業務の管理責任者(以下、経管)は、安定的に仕事を受注し、なおかつ、会社のことを管理できる人なのです。

建設業のことをやったことが無いという人に出来る仕事だとは思いません。

しかも、建設業というのは高額な工事を請負う仕事なので、信用がとても大事になってきます。信用という意味は、長い時間をかけて築いていくものですから、体裁だけ整えても仕事が安定的に受注できることは無いだろうと私は考えます。

経管に関して、最低五年以上の経験が必要です。

これも、継続して建設業の仕事を受注できる力があると判断するためです。

500万円以上も払ったのに、頼んだ会社が潰れて工事もされないし、お金も戻ってこないなんて、お客さんにとっては最悪な気分になるでしょう。

だからこそ、継続的に会社を運営する力があるかどうかを判断するために、経管になる人は5年以上の経験が求められているのです。

 

専任技術者(以下、専技)は、現場の工程管理や施工管理などのお仕事なので、大体は、充分に現場を経験された方、いわゆるたたき上げの方が多いです。
つまり、建設業のことをよく知っている方ですね。

 

さて、最初の話に戻ります。

仕事をくれるといった会社が、本当に年間を通して沢山仕事をくれるのでしょうか?

また、あまり経験のない会社にそんなに沢山の工事を出す会社があるのでしょうか?

 

ここからは、私が過去に携わった会社の話になります。

 

私自身が許可取得をサポートした会社ではありませんが、工事経験があまり無い事業者さんの廃業の手続きをしたことがあります。

それも一件や二件ではありません。そのほとんどが、建設業の経験が浅い会社ばかりでした。

しかも、外部から経管や専技を雇入れてまで許可を取得したのに、一年に2,3件しかなく、工事代金は100万にも満たない工事ばかりでした。

 

何故、人を雇ってまで許可を取ったのか?と聞くと、「懇意にしている会社から許可取ったら仕事を回すよ」と言われたので、知り合いに頼んで要件を満たす人を紹介してもらって取ったというのです。

 

しかも、許可取得後2年くらいで廃業です。

許可取得して色々経費かかっているにも関わらず、利益も上げることなく辞めるのだったら、しない方がましだと思いませんか?

 

工事を施工する責任、そして、担保となる資金、それらを管理する能力が、専技・資本要件・経管なのです。

 

だから、この人さえいれば、許可が取れて新しい仕事が増えるという安易な考えで許可取得を行うのは非常に危険なのでお勧めしていません。

今請負っている工事も金額増えてきたし、もうそろそろ許可も考えないといけないけど経管の経験年数に少し足りないという場合には、知恵をお貸しできることもあります。

 

建設業許可のことでお困りのときには、福岡市で建設業を主に取り扱っている行政書士陽光事務所の行政書士高松までご相談ください。